【結論】
ヤングなでしこが北朝鮮に敗れた最大の敗因は、後半65分から69分までのわずか4分間で許した2失点でした。無敗でグループステージを突破しながら、ベスト8を懸けた一戦は0-2でタイムアップ。前回大会に続き、世界一奪還はまたも北朝鮮の壁に阻まれる結果となりました。
U-20女子ワールドカップで、 ヤングなでしこが北朝鮮との一戦に敗れました。
グループステージを無敗で勝ち上がっていただけに、
何が明暗を分けたのか気になった方も多いはずです。
前回大会の決勝でも同じ相手に敗れているだけに、
悔しさもひとしおの結果となりました。
この記事では、 試合内容と失点シーンの詳細、 ここまでの戦いぶりと今後について整理します。
この記事でわかること
・ヤングなでしこは北朝鮮に0-2で敗れ16強で敗退
・失点は後半65分のオウンゴールと69分の追加点、わずか4分間の出来事
・グループステージは1勝2分の無敗で通過していた
・前回2024年大会の決勝でも同じ北朝鮮に敗戦している
・一方2025年4月のアジアカップ決勝では日本が勝利していた
・田子夏海選手のグループステージでの活躍と試合前のコメントも紹介します
【考察】敗因は連続失点を招いた守備の綻び
ここからは編集部の考察(予想)です。
前半をスコアレスで凌いでいた日本が
後半にまとめて2失点した背景には、
北朝鮮の運動量とパスワークに
最後まで対応しきれなかった点があるのではないでしょうか。
そう考える理由は2つあります。
1つ目は、
北朝鮮がグループステージを3戦全勝・9得点無失点という
圧倒的な内容で突破してきたチームだった点です。
攻守にわたる運動量の高さは大会屈指と評されており、
試合終盤になるほど分が悪くなる展開は
ある程度織り込まれていた可能性があります
(フットボールチャンネル)。
日本はグループステージのアメリカ戦・イタリア戦でも先制を許す展開が続いていました。先に失点したあとに追いつく粘り強さは光った一方、リードした状態で試合を締めくくる経験値ではやや分が悪かったとも読み取れます。
2つ目は、
1失点目がオウンゴールだった点です。
セットプレーからのクロスがファーポストに当たり
守備側の選手に触れて入るという不運も重なりました。
1点を追う展開になったことで、
そこから畳みかけられる形で
4分後に追加点を許したとみられます。
加えて、
グループステージ3試合すべてで
先制を許す展開が続いていた点も見逃せません。
リードした状態で試合を締めくくる場面が
今大会ほとんどなかったことが、
終盤の競り合いでの経験不足につながった可能性もあります。
あくまでここまでは編集部の予想であり、 実際の戦術的な要因は 今後のチーム分析を待つ必要があります。
試合で分かったこと
試合が行われたのは9月17日(日本時間18日1時30分)、
ポーランドで開催中のU-20女子ワールドカップ、
ラウンド・オブ16です。
ベスト8進出を懸けた、大会の天王山ともいえる一戦でした。
前半はスコアレスで折り返し、 日本は守勢に回りながらも失点を防いでいました。
均衡が破れたのは後半65分。
北朝鮮の左CKからチェ・チョンガムが上げたクロス気味のボールが
ファーポストを叩き、
カバーに入った古田麻子選手に当たってゴールに入りました。
さらに69分、
北朝鮮のテンポの良いパスワークで日本の守備が崩され、
チェ・ヨンア選手のコントロールショットで追加点を許しました
(サッカーダイジェストWeb)。
0-2のまま試合は終了し、
日本のベスト8進出はなりませんでした。
井尻明監督は大会前、「あと1歩、あと10センチを突き詰める」と世界一奪還への意気込みを語っていました(フットボールチャンネル)。試合後の公式なコメントは、本記事作成時点では確認できていません。
グループステージでの戦いぶり
日本はグループDで、 初戦のニュージーランド戦に2-1で勝利しました。
第2節のアメリカ戦は2-2、
第3節のイタリア戦は1-1で引き分け、
いずれも先制されながら追いつく粘り強さを見せています。
1勝2分の勝点5でグループ2位となり、
無敗のまま決勝トーナメントへ進出していました。
イタリア戦で同点弾を決めた田子夏海選手は、これで大会2試合連続ゴール。それでも本人は「3試合とも個人としては悔しい」と振り返り、北朝鮮戦を前に「得点に関わるプレーを」と意気込みを語っていました。
今大会での位置づけ
日本は2024年4月のAFC U-20女子アジアカップで 史上最多となる7度目のアジア制覇を達成し、 アジア王者として今大会に臨んでいました。
世界大会では2018年に初優勝を果たしたものの、
その後2022年・2024年は2大会連続で準優勝にとどまっています。
今大会は8年ぶりの世界一奪還と、
4大会連続の決勝進出を懸けた戦いという位置づけでした。
グループDは、 U-20女子ワールドカップを過去3度制しているアメリカも入る 「死の組」と呼ばれる厳しい組み合わせでしたが、 そこを無敗で勝ち上がっていた点は 大きな収穫といえます。
北朝鮮との因縁
日本と北朝鮮は、 直近2度の決勝で顔を合わせてきた間柄です。
2024年大会の決勝では北朝鮮が1-0で勝利し、
世界一に輝きました。
一方、2025年4月のAFC U-20女子アジアカップ決勝では
日本が1-0で勝利し、
アジア王者の座を奪還していました。
今大会の北朝鮮はグループステージを
ポルトガルに2-0、コスタリカに4-0、コロンビアに3-0で下し、
3戦全勝・9得点無失点という圧倒的な内容で首位通過していました。
攻守にスキのない仕上がりで大会に入ってきており、
グループステージの時点から
「今大会屈指の実力」との見方が強まっていた相手でした。
今後の代表活動
今大会でのヤングなでしこの戦いは、 ラウンド16での敗退により終了しました。
グループステージでは強豪相手に
無敗で勝ち上がった内容も評価されており、
この経験を今後の世代へどうつなげるかが注目されます。
選手個々のフル代表への昇格も、
引き続き追っていきたいポイントです。
世界一奪還は2大会連続で持ち越しとなりましたが、
死の組と呼ばれたグループステージを
無敗で突破した事実は今後への土台になります。
次回大会に向けて、
今大会で経験を積んだ選手たちの成長にも期待がかかります。
ヤングなでしこの北朝鮮戦に関するQ&A
ヤングなでしこはなぜ北朝鮮に負けたのですか?
後半65分にオウンゴールで先制を許すと、69分にも追加点を奪われ、わずか4分間で2失点したことが直接の敗因です。
日本はグループステージでどんな成績でしたか?
ニュージーランドに2-1で勝利、アメリカと2-2、イタリアと1-1で引き分け、1勝2分の無敗でグループ2位通過を果たしていました。
日本と北朝鮮のこれまでの対戦成績は?
2024年大会の決勝は北朝鮮が1-0で勝利、2025年4月のアジアカップ決勝は日本が1-0で勝利しており、直近2度の決勝では1勝1敗の五分でした。
まとめ
ヤングなでしこは後半65分から69分までの4分間に許した2失点が響き、 北朝鮮に0-2で敗れて16強で大会を終えました。
グループステージを無敗で勝ち上がった戦いぶりは確かな収穫であり、
この経験を次の世代・次の大会にどうつなげていくかが注目されます。
次の大会でこそ、
8年ぶりの世界一奪還が実現するか注目です。